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表拍を鋭い音で叩く

踊りのフラメンコに対するパルマには、たくさんの叩き方があります。パルマの練習を始める最初の段階から、叩き方のバリエーションを覚えようとしたり、コントラのパルマを叩こうとする場合が多いようですが、それ以前の問題として、表拍をしっかりと叩くことはできるでしょうか?

 

ブレリアやタンゴなどテンポの速い箇所や、エスコビージャに対してパルマを叩く場合は、表拍だけのパルマをたくさん叩きます。表拍だけのパルマは、全てに通じる基本でもありますので、この機会に改めて考えてみましょう。

 

 

表はなのはパルマだけ!?

パルマが表拍だけだったとしても、踊り・歌・ギターにはもっとたくさんのリズムがあります。それらの全てを受け止めながら、ピンポイントで表拍のパルマを叩く必要があります。

 

パルマを叩く対象が表拍と裏拍を合わせたリズムで出来ているなら、パルマを叩いて良いのは1/2拍分だけです。同様に、3連符や4連符に対してパルマを叩く場合には、1/3拍分や1/4拍分だけです。限られた時間内に鋭い音でパルマを叩き、余った時間は共演者のリズムを聞きましょう。

 

 

鋭い音の出し方

強い音の出し方ではありません。音量は弱くとも、鋭い音の出し方を考えましょう。

 

鋭い音を出すのに必要なものは、力ではなく、スピードです。瞬発力と言った方がわかりやすいかもしれません。前述したように、パルマを叩いて良い時間は限られていますので、一瞬で叩き終える必要があります。

 

両手を閉じた状態で待機し、一瞬の間に「開いて閉じて音を出して完了」させましょう。

 

スピードを身に付けていれば、テンポの速い曲でも苦労せずにパルマを叩くことができるようになります。

 

 

リラックスしましょう

鋭い音を出そうとすると、ついつい力が入ってしまうかもしれません。力んでパルマを叩くと、腕や肩などに疲労が蓄積していきます。体に良くないだけでなく、いざという時に力を発揮できなくなってしまいます。

 

リラックスするように心掛けて、力は瞬発力を得るために使いましょう。

 

 

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