カウントからの卒業1 簡単な3拍子からはじめよう!

フラメンコの踊りを習い始める時、4拍子はともかく、3拍子や12拍子のリズムが理解できずに苦労した人は多いでしょう。

 

レッスンを受けていても、振付を上手にとれなかった場合は、時間とお金がもったいないので、少しでも確実にとろうとして、カウントに頼って振付を覚えた人はとても多いと思われます。

 

カウントを数えながら踊れば、一応振付の順番通りに踊れるようにはなるものの、後日に大きな課題を残してしまいます。

  

 

後日に残される課題

数えながらでも踊ることができたら、とりあえずはOKと言えるかもしれません。しかし、その状態で、歌やギターを聞くことはできるでしょうか?歌やギターを聞きながら踊ることはできるでしょうか?

 

いわねは、ためしに実験してみました。フラメンコと一般のポップス音楽を聞きながら、カウントを数えてみたのです。頭の中は数字でいっぱいになってしまい、フラメンコや音楽を楽しむどころではありませんでした。

 

カウントを数えていればテンポを感じることはできますが、リズムやアクセントを感じることはできませんでした。

 

歌やギターを聞きながら踊るためには、カウントからの卒業は必要不可欠なのです。

 

 

誰も教えてくれない!?

カウントを使って教えてくれる踊りの教室はたくさんありますが、カウントからの卒業を教えてくれる教室はありません。

 

カウントで覚えたものを、カウントせずに踊れるようにすることは、個人の責任なのです。

 

そうを考えると…一刻も早くカウントから卒業して、リズムで踊りの振付をとれるようになること、リズムで踊れるようになることを目指した方が良いでしょう。

 

新しく得たリズム感覚をもって、次の振付を覚えていった方が良いのです。

 

 

簡単な箇所からカウントを外す

振付を覚えるためにカウントを使った理由は、振付のリズムを理解できなかったからでしょう。しかし、振付の最初から最後まで、ひとつの箇所もリズムを理解できない人はいません。

 

簡単な箇所に焦点を絞って、カウントせずに、リズムを歌いながら踊る練習をしていきましょう。最初の成果は少ないと思いますが、積み重ねることで、いつかきっとカウントを卒業できる時がやってきます。

 

 

まずは簡単な3拍子から!

もっとも簡単な3拍子から、カウントを外していきましょう。

 

次のパルマを叩きながら、三拍子のリズムを歌ってみて下さい。

 

 パルマ ○ ○ ○ ○ ○ ○

 足   ▼     ▼

 

このような単純な3拍子でできている振付の箇所を探し、カウントせずに踊って慣れていきましょう。

 

次回は、このリズムの応用を考えていきます。

 

 

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